中国・成都で昨年12月に開催されたブレイキンの世界選手権で、岡山市出身の菱川一心選手(19)が男子部門で優勝した功績をたたえ、岡山県は28日、県スポーツ特別顕賞を贈った。 決勝は日本人対決となり、昨年のパリ五輪に出場した「SHIGEKIX…
中国・成都で昨年12月に開催されたブレイキンの世界選手権で、岡山市出身の菱川一心選手(19)が男子部門で優勝した功績をたたえ、岡山県は28日、県スポーツ特別顕賞を贈った。
決勝は日本人対決となり、昨年のパリ五輪に出場した「SHIGEKIX」こと半井重幸選手(22)に勝利。日本人男子初優勝と大会史上最年少優勝に輝いた。
菱川選手はパリ五輪代表の有力候補だったが、出場は逃した。この日、県庁であった授与式で伊原木隆太知事は「五輪に出られなかった悔しさを晴らす優勝だったと思う。悔しさをバネに得たものを世界中の人たちに見せ、今後も大活躍してほしい」と激励。菱川選手は「ブレイクダンスの魅力を日本や世界の人たちに知ってもらいたい。僕から発信できるように頑張ります」と力を込めた。
当面の目標は、来月に開催される全日本選手権での連覇だ。「技で(観客らを)驚かせるのが好き。僕のダンスを見て元気になれるようなパフォーマンスをしたい」と抱負を語った。
菱川選手はこの日、岡山市人見絹枝スポーツ顕彰の「特別スポーツ栄誉賞」も受けた。(上山崎雅泰)