【UEFAチャンピオンズリーグ】インテル 3-0 モナコ(日本時間1月30日/サン・シーロ)【映像】南野拓実の「3人ぶち抜きドリブル」 わずか3秒で相手守備ブロックを破壊した。モナコのMF南野拓実が巧みなコース取りで相手2人を同時に突破し、…

【UEFAチャンピオンズリーグ】インテル 3-0 モナコ(日本時間1月30日/サン・シーロ)

【映像】南野拓実の「3人ぶち抜きドリブル」

 わずか3秒で相手守備ブロックを破壊した。モナコのMF南野拓実が巧みなコース取りで相手2人を同時に突破し、カバーの3人目も置き去りに。チャンスを広げる技術の高さに、対戦相手のインテルのファンも驚愕している。

 日本代表MFがファンの視線を釘付けにしたのは、モナコがインテルと対戦したチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第8節、15分のことだった。

 1点を追いかけるモナコは、ピッチ中央でセカンドボールを回収して反撃。DFモハメド・サリスとMFデニス・ザカリアがインテルのFWマルキュス・テュラムを囲い込んでボールを取り上げる。ザカリアの縦パスを受けたFWブレール・エンボロがキープして左サイドへパス。これを受けたのが、南野だ。

 日本代表MFが左サイドのタッチライン沿いでボールを持つと、MFニコロ・バレッラとDFデンゼル・ドゥンフリースが挟み込むようにして鋭く寄せてくる。南野はタッチラインを背にしているため、逃げ場を抑えられている状況だった。しかし、次の瞬間だった。

 南野は左足で縦突破のフェイクを入れてから右足アウトサイドで斜めにボールを押し出し、バレッラとドゥンフリースの間に一瞬だけ生まれたスペースから2選手を同時に突破。これに対してバレッラとドゥンフリースが慌てて捕まえにきたが、南野はボールと相手の間に身体をしっかりと入れて、追走をブロック。守備網からの脱出に成功した。

 その後、日本代表MFは中央への進路を塞いできた3人目の刺客、MFクリスティアン・アスラーニを縦にかわす。そして、エンボロとのワンツーでDFバンジャマン・パヴァールを突破し、左サイドの深い位置に侵入した。クロスは慌てて戻ったパヴァ―ルのスライディングに阻まれたものの、卓越した技術とセンスで局面を完全に打開してみせたのだ。

 これにはファンがSNS上で大興奮。「南野がすごい…」「南野キレキレでうまいんやけど」「南野が怒りの覚醒」などのコメントが目立った。

 さらに対戦相手のインテル・ファン、通称インテリスタも「南野うまっ」「南野ふつうに怖いな」「南野うまくね?」「南野うっとうしいけどパヴァ―ルさすがだった」「調子良いんだろうな」など、応援する自チームに脅威を与える活躍に驚いていた。

 なお、試合はモナコが12分に退場者を出すなど後手に回る展開となり、最終的に0-3で試合終了。前節に続いての連勝とはならずリーグフェーズ17位となり、モナコはノックアウトフェーズ進出をかけたプレーオフに回ることになった。

(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)