【UEFAチャンピオンズリーグ】インテル 3-0 モナコ(日本時間1月30日/サン・シーロ)【映像】キレキレ南野拓実が「インテル守備陣翻弄」 圧倒的なテクニックで相手を手玉に取った。モナコに所属するMF南野拓実が、ボックス内で守備を左右に揺…

【UEFAチャンピオンズリーグ】インテル 3-0 モナコ(日本時間1月30日/サン・シーロ)

【映像】キレキレ南野拓実が「インテル守備陣翻弄」

 圧倒的なテクニックで相手を手玉に取った。モナコに所属するMF南野拓実が、ボックス内で守備を左右に揺さぶってクロスを送ると、直後には3人に囲まれながらも嘲笑うような技術でキープし続けた。日本代表MFが持ち前の技術を世界最高峰の舞台で披露したシーンにはファンもSNSで大興奮の様子だ。

 注目のシーンは、モナコがインテルと対戦したチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第8節、前半早々の10分のことだ。ゴール前に攻め込んだシーンで南野が“アシスト未遂”の決定機を生み出した。

 自陣でボールを回収したモナコは、ピッチ中央から攻撃を開始。ボールを受けたMFアレクサンドル・ゴロビンがゆっくりと持ち運んで時間を作ると、そのタイミングで南野が相手ディフェンスの背後へとランニング。この動きでゴロビンからのパスを引き出した背番号18はボックス内左に侵入し、まずはDFステファン・デ・フライと対峙した。

 オランダ代表歴の長いCBに対して、南野はボールを跨いで縦に行くと見せかけて止まってまた縦にいくフェイントでわずかな“距離”を作り、間髪入れずにクロスを送り込んだ。足元で受け取った中央のMFマグネス・アクリウシェの左足シュートは相手に防がれると、こぼれ球を再びボックス内で拾った南野は、そこでまた魅せた。

 今度はMFクリスティアン・アスラーニとDFデンゼル・ドゥンフリース、そしてデ・フライの3人に囲まれている状況。ゴールに背を向けた南野はまさに“南野ターン”ともいうべき一瞬の切り返しで3人を振り切りにかかったのだ。直後に左足を振り抜いて強引に持ち込んだシュートはDFに当たったものの、約11秒にわたって日本代表MFの独壇場となった。

 このシーンにはファンもSNSで反応。「南野だいぶ1人で頑張ったなw」「闘牛かと思った」「南野キレキレだ」「南野キレキレすぎる笑笑」「南野拓実ターンきたあああああああああ」など、その技術に熱狂している様子だった。

 なお、試合は4分に失点したモナコが、12分に退場者を出すなど後手に回る展開。その後も16分、67分に追加点を奪われて0-3で試合終了。前節に続いての連勝とはならずリーグフェーズ17位となり、ノックアウトラウンド進出をかけたプレーオフに回ることになった。

(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)