阪神のハビー・ゲラ投手(29)が28日、空路で来日した。オフは母国・パナマで叔父や友人と練習。「しっかり準備してきた。またこうやって日本に戻ってくることができてとても幸せ」と充実の表情を浮かべた。 来日2年目のシーズンを迎えるに当たり、あ…
阪神のハビー・ゲラ投手(29)が28日、空路で来日した。オフは母国・パナマで叔父や友人と練習。「しっかり準備してきた。またこうやって日本に戻ってくることができてとても幸せ」と充実の表情を浮かべた。
来日2年目のシーズンを迎えるに当たり、ある再挑戦もしていた。「メカニック的なところもそうですけども、チェンジアップとかフォークとか、しっかり球種も投げてきました」。昨季は直球とスライダーが投球の大半を占めたが、オフに着手したのは落ち球だった。
入団時にも縦変化の球種習得には意欲を見せていた。メジャーで遊撃手の経験もあり、打者に目線から落ち球が厄介であると感じていたからだ。「自分が持っている球種を信じて投げるだけ。しっかりと準備をしてきた」と手応えは上々。「チームメートも、他のチームの選手も変わってくる。いろんなことを練習しながらシーズンを過ごしていきたい」と恐れずに挑戦していく。
進化しなければならない理由がある。昨季は岩崎とW守護神として勝ちパターンを担い、59試合で1勝4敗、31ホールド、14セーブ、防御率1・55を記録した。ただ、失点が続いて6月には2軍落ちも経験。「僕も何回か失敗したこともありましたが、それよりいいシーズンを過ごせるように」。藤川監督からもリリーバーとしての活躍を期待されている中、昨季を上回る成績を残すことを意気込んだ。
畠、ネルソンなども新加入し、中継ぎ争いはより一層激しくなるが、「自分の最大を出して、チームのためにと思ってやりたい」と助っ人。パワーアップした投球で今季チームのためにフル回転する。