大相撲初場所は大関豊昇龍が三つ巴の優勝決定戦を制して2度目の優勝を果たした。執念の3連勝で横綱昇進をたぐり寄せたが、NHKの粋な計らいが相撲ファンの大きな話題となった。 それは毎場所、千秋楽の放送で最後に流されるダイジェスト映像。初場所は…

 大相撲初場所は大関豊昇龍が三つ巴の優勝決定戦を制して2度目の優勝を果たした。執念の3連勝で横綱昇進をたぐり寄せたが、NHKの粋な計らいが相撲ファンの大きな話題となった。

 それは毎場所、千秋楽の放送で最後に流されるダイジェスト映像。初場所は三つ巴の優勝決定戦が行われたため、放送枠内に入りきらなかった。中継されたのは豊昇龍の優勝インタビューまでで実況アナが「豊昇龍の優勝をお伝えして、このあたりで初場所、おわかれです」と伝えてニュースへと切り替わった。

 その数時間後、NHKは大相撲の公式Xで「幻の千秋楽エンディング」として公開。今場所中に現役引退を表明した横綱照ノ富士の最後の雄姿や、定年を迎えた立呼び出し次郎の姿、そして豊昇龍の気迫の優勝決定戦など、毎日の中継を担当したからこその名シーンが溢れた。

 NHKの粋な計らいにファンも「あぁぁ ありがとうございます」「照ノ富士の所で涙が、、、エンディングありがとうございます!」「照ノ富士の名前プレート取り外すシーンは寂しいな」「やっぱこのエンディングがないとダメだ 豊昇龍優勝おめでとう!」「今日ない!ってがっかりしてました」「価値のあるカッコいいエンディング」などと多くの反響の声が集まった。初場所を終えて2日が経過した28日は、Xで「相撲ロス」がトレンドにあがるなど興奮冷めやらぬ様子だ。