卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は25日、女子シングルスの準々決勝が行われ、第1シードの早田ひな(日本生命)は芝田沙季(ミキハウス)と対戦。4ー1で勝利し準決勝進出を決めた。◆女王・早田ひなを躍進の大藤…
卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会」は25日、女子シングルスの準々決勝が行われ、第1シードの早田ひな(日本生命)は芝田沙季(ミキハウス)と対戦。4ー1で勝利し準決勝進出を決めた。
◆女王・早田ひなを躍進の大藤沙月が止めるのか 最年少Vかかる張本美和には伊藤美誠が挑む 世界トップが勢揃いの女子単優勝争い【全日本選手権2025】
■張本美は平野の最年少記録更新へあと2勝
早田は昨年のパリ五輪で負った左腕の怪我からの回復状況が懸念されるなか、前日は6回戦で三村優果(サンリツ)を下し準々決勝に進出。芝田との戦いでは互角の入りとなったなか、バック中心のラリーで中盤以降押し返し、11-5で先取する。
第2ゲームはフォアドライブやサービスを駆使しポイントを重ね優位に立ち、11-7で早田が連取する。第3ゲームは芝田も鋭いフォアを見舞うなどリードする時間も見られたなか、9-10からのラリーの攻防を制するなど要所を締めた早田が12-10で奪取して王手をかける。
第4ゲームも早田が鋭いフォアを繰り出すなか、芝田も中盤に粘りを見せてリードを奪い、8-11でこのゲームをものにする。しかし、第5ゲームも攻撃的な姿勢が目立つ早田が両サイドにフォアを打ち分け、ラリーでも強さを発揮。11-5でこのゲームを奪った早田が快勝で史上6人目の3連覇へ一歩前進した。
また、前日にジュニアの部で3連覇を果たした張本美和(木下グループ)は、山﨑唯愛(サンリツ)との戦い。立ち上がりに5連続ポイントで入った張本美だが、その後山﨑の連続ポイントを許す形で9-11と逆転される。
第2ゲームは5-5と互角の展開となったなか、山﨑の手堅いラリー対応に苦戦しながらも張本美が強気のフォアでデュースを13-11で制し追いつく。続く第3ゲームでも山﨑が先にリードを奪ったなか、強烈なバックのストレートを決めるなど、張本美が9-8とリードしたなかタイムアウト。その後連続ポイントを許し、9-11と再びリードを奪われる。
第4ゲームは張本美が優位に試合を運ぶなか、山﨑が4点差を追いつき8-8に。それでも、張本美が再びデュースにもつれ込んだ展開を12-10でしのぎ切る。第5ゲームは張本美が序盤にリードを奪う形で11-4でこの試合初めてリードを奪う。王手をかけたなか、第6ゲームも相手に主導権を握らせずに11-6で奪取。苦しみながらも4強入りを決めた。
16歳7カ月で今大会に挑んでいる張本美は、平野美宇(木下グループ)が持つ一般の部の最年少優勝記録の更新まであと2勝に迫った。
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