「卓球・全日本選手権」(25日、東京体育館) 女子シングルス準々決勝が行われ、パリ五輪銅メダリストで大会3連覇を目指す早田ひな(日本生命)は芝田沙季(ミキハウス)を4-1で破り、準決勝進出を決めた。「状態としては良い感じに戻ってこられた。…

 「卓球・全日本選手権」(25日、東京体育館)

 女子シングルス準々決勝が行われ、パリ五輪銅メダリストで大会3連覇を目指す早田ひな(日本生命)は芝田沙季(ミキハウス)を4-1で破り、準決勝進出を決めた。「状態としては良い感じに戻ってこられた。試合だけに集中できた。芝田選手はしっかり実力を持っている選手。要点だけ抑えて試合に入ったが、今日は頭が良かった(さえた)かな」と話した。

 第1ゲーム序盤は取っては取られる競った展開だったが、4-4から6連続得点を決めるなど、一気に突き放した。第2ゲームは強打がさく裂。相手のミスも誘い、11-7で快勝した。3ゲームは先にマッチポイントを取られたが、長いラリーを制しジュースに持ち込むと、連続得点を奪い逆転でもぎ取った。第4ゲームは落としたが、第5ゲームは取り返した。

 パリ五輪で痛めた左手首の状態に不安を抱えたまま臨んだ今大会だった。「サーブレシーブは卓球で一番大事なところ。それが腕の影響もあってコントロールできなかったり、そういうこともあった」というが「今日は最初からうまくできた。痛みを気にせずやってみようという気持ちで入れた。バックとかもスピードがあるボールだったり、怖いなって思っていたところを打開することができた。殻を破ることができた」と話した。