イチロー氏に投票しなかった“1票”に批判の声が渦巻いている(C)Getty Images SNS上で不満の声が止まらない。 現地時間1月21日(日本時間22日)、2025年の米野球殿堂入り選手がMLB公式ネットワーク局『MLB Networ…

イチロー氏に投票しなかった“1票”に批判の声が渦巻いている(C)Getty Images

 SNS上で不満の声が止まらない。

 現地時間1月21日(日本時間22日)、2025年の米野球殿堂入り選手がMLB公式ネットワーク局『MLB Network』の番組内で発表され、有資格1年目のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)は、栄えある日本人初の選出を果たした。ただ、満票選出にわずか1票足りず、注目の得票率は99.7%に終わっている。

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 2000年オフにオリックスからポスティングシステムでマリナーズへ移籍したイチロー氏は、いきなり日本人初の首位打者&盗塁王となり、さらにア・リーグMVP&新人王を同時受賞。その後も04年にシーズン最多安打記録の262安打、19年間で通算3089安打をマークするなど、米球界を席巻した。そんな日本のレジェンドだが、今回の投票結果には、現地メディアも落胆の色を隠せないようだ。

 米放送局『ESPN』のバスター・オルニー記者は、自身のXを更新。殿堂入りを果たしたイチロー氏、CC・サバシア氏、ビリー・ワグナー氏へ「おめでとう。夏に素晴らしいスピーチがあるはずだ」と祝福を送り、その上で、「イチローに投票しなかった人がその決断理由に透明性を持つかどうか、興味深い」と厳しい反応を示している。

 また、MLBアナリストのジャレッド・カラビス氏は、「イチローの功績を振り返り、『ああ、殿堂入りじゃない』となるような人がなぜ投票権を持つのか、理解できない」と疑問符。米ポッドキャスト番組「The Big Leagues Daily」の司会者、ダン・クラーク氏は、「イチローに投票しないくそったれは誰だ? バカ者から投票権を剥奪すべき。名を挙げて恥を晒せ!」と糾弾していた。

 殿堂入りの投票権は、全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍する記者が持つもの。今回は、満票選出への期待が高まっていただけにそのショックも大きいようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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