ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が19日、宮崎県日向市内で自主トレを公開。ロッテからポスティングシステムでドジャース入団が決まった佐々木朗希投手(23)に共感し、エールを送った。右腕の存在に刺激を受け、自身は25年シーズン後のメジャー挑戦…

 ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が19日、宮崎県日向市内で自主トレを公開。ロッテからポスティングシステムでドジャース入団が決まった佐々木朗希投手(23)に共感し、エールを送った。右腕の存在に刺激を受け、自身は25年シーズン後のメジャー挑戦を目指しており、ラストイヤーで球団に恩返しすることを誓った。

 同じ夢を抱くアスリートとして、シンパシーを感じた。村上が、ドジャース入団が決まった佐々木について反応し、熱い口調で本心を吐露した。

 「あの若さでアメリカに渡って1人で戦う選手に対して、僕はすごくリスペクトを持ってます。彼の中でもすごい決断だなと思います」と語った。同時に、2学年下の若き剛腕の挑戦に「僕たちもすごく刺激を受けます。僕も頑張りますけど、彼にも頑張ってほしい」とエールも送る。

 自身も25年シーズン終了後にポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す。26年に大リーグで佐々木と対戦する可能性があるが「気が早いでしょ」とし「まずは今シーズンしっかり戦って頑張りたい」と決意。個人的な数字の目標は一切、口にせず「最終的にチームに恩返しができるシーズンになればと思っています」。2年連続5位と低迷したツバメ軍団を、3年ぶりのリーグ制覇に導く覚悟だ。

 公開した自主トレではノックを受け、打撃練習を行い精力的に体を動かした。昨年12月に右肘関節鏡視下クリーニング手術を受けたが順調に回復しており「(打撃も)普通に振れています。問題なく」と振り返った。

 「僕自身も最後という強い思いを持って戦えればなと思います」と言葉に力を込めた。球界屈指の大砲が日本ラストイヤーで、ヤクルトのために大暴れする。