野球殿堂博物館の表彰委員会は16日、今年の野球殿堂入りのメンバーを発表。競技者表彰のプレーヤー表彰として、オリックスで一時代を築き、MLBマリナーズでも歴史的な活躍を見せたイチロー氏、NPBで歴代最多となる1002試合登板、通算407セー…

 野球殿堂博物館の表彰委員会は16日、今年の野球殿堂入りのメンバーを発表。競技者表彰のプレーヤー表彰として、オリックスで一時代を築き、MLBマリナーズでも歴史的な活躍を見せたイチロー氏、NPBで歴代最多となる1002試合登板、通算407セーブの岩瀬仁紀氏が選出された。

 イチロー氏は表彰委員総数353人、投票委員数349人、有効投票数349、当選必要数262(有効投票の75%)の中で、323票を獲得。史上初の満票での殿堂入りには26票足らず、得票率は92・6%だった。

 21日に予定されている米野球殿堂入り発表で、日米での当選が確実視されているレジェンド。日本で満票ならなかったことに、SNSでは「メジャーで取れないなら分かるけど、日本で満票じゃないのは嫉妬としか思えないわ」、「引退した選手でイチロー以上の実績の選手いたか?」、「イチローが満票じゃない時点で日本の殿堂の価値って」、「イチローが満票じゃなかったら誰が満票になるねん」と波紋が広がっている。

 野球殿堂は1959年創設で、プレーヤー部門は現役引退後5年以上経過したOBで、その後15年間が対象となる。取材経験が豊富な野球担当記者や前年までに殿堂入りした人の投票で選出される。