「東日本発祥倉茂記念杯・G3」(16日、大宮) 競輪を統括するJKAは16日、日本競輪選手養成所入所試験委員会(滝沢正光委員長)が入試委員会を開催し、25年度入所予定の第129回(男子)、第130回(女子)選手候補生合格者を決定したと発表…

 「東日本発祥倉茂記念杯・G3」(16日、大宮)

 競輪を統括するJKAは16日、日本競輪選手養成所入所試験委員会(滝沢正光委員長)が入試委員会を開催し、25年度入所予定の第129回(男子)、第130回(女子)選手候補生合格者を決定したと発表した。合格者には中村浩士(47)=千葉・79期・S1=の長男・嶺央(れお)候補生の名前をあった。

 大宮記念G3に参加中の中村は合格が決まると、笑顔でサムアップポーズを決めて記者陣の取材に応じた。「良かったです。高校までは野球をやっていて、1回目の試験はけがでダメ。2回目は力不足。今回は3回目でした。これまでの不合格を意味のあるものにしたかった。年々(練習の強度も)上がっていって、かなりいい状態で試験を迎えられたと思う。中村道場で練習し、岩本(俊介)君、根田(空史)君からアドバイスをもらって強化してもらえた」と仲間にも感謝していた。

 これから入所して卒業。そしてデビューとなる。「競輪界を引き上げるような、夢のある選手になってほしい。そこのサポートをしていきたい」と師匠でありつつも、親心を見せた。親子連係については「特別競輪で一緒に走れたらいいですね」と笑みをこぼした。

 大宮記念に参加中の中村は1次予選7Rで差し切り1着。脚の仕上がりは良好だ。2次予選7Rは弟子の根田と連係。息子の合格発表を力に再び奮起する。