ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手との交渉期限が23日(日本時間24日)に迫るなか、同投手と最終面談を終えたと報じられているドジャースとパドレスが、同投手の契約金を増額するために他球団と“金銭トレード…
ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手との交渉期限が23日(日本時間24日)に迫るなか、同投手と最終面談を終えたと報じられているドジャースとパドレスが、同投手の契約金を増額するために他球団と“金銭トレード”を画策している、と大リーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者がXで伝えた。
佐々木は現行制度の「25歳ルール」の対象となるため、契約金は各球団に割り当てられた「国際ボーナスプール」により上限が定められており、マイナー契約しか結ぶことができない。また、メジャーに昇格した場合の年俸は最低保証額の76万ドル(約1億2000万円)と決まっている。
米報道によると、ドジャースが保有する国際ボーナスプールはメジャー30球団で最低の514万6200ドル(約8億円)。佐々木資金を確保するためにこの日から契約が解禁となった中南米のアマチュア3選手との契約を見送ったと言われている。パドレスの保有額はドジャースに次いで下から2番目の626万1600ドル(約9億8000万円)で、これら2球団とともに最終候補に残っていると言われているブルージェイズも同額。規則では国際ボーナスプールは他球団とのトレードで60%の増額が認められているという。
フェインサンド記者は関係者の話として「ドジャース、パドレス両球団が佐々木朗希への提示額を上げるために国際ボーナスプールを含むトレードを各球団に打診している」と記述。1ドルでも高い契約金を提示し誠意を示すことが狙いとみられる。