1月15日(現地時間14日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』が同日終了時点における今シーズンの出場時間ランキングを発…

 1月15日(現地時間14日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』が同日終了時点における今シーズンの出場時間ランキングを発表した。このランキングは平均出場時間ではなく今シーズンにおける出場時間の合計のため、チームによっては消化試合数の差による偏りが出るものとなっているが、それでも驚きの結果が表れた。

 1位に輝いたのはニューヨーク・ニックスのミケル・ブリッジズ。1592分の出場時間を記録したブリッジズはニックス移籍前から“鉄人”の異名を持ち、フェニックス・サンズからブルックリン・ネッツに移籍した2022-23シーズンではレギュラーシーズンの合計試合数よりも多い83試合の出場を記録したほどである。

 そんなブリッジズが出場時間ランキングで暫定1位の座に就くことは納得の結果かも知れないが、2位以降のランキングに注目したい。2位のジョシュ・ハート(1500分)、3位のOG・アヌノビー(1492分)、5位のジェイレン・ブランソン(1397分)とトップ5のうち4名をニックスの選手が占める結果になった。なお、4位はミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ(1422分)となった。

 6位以降は順に、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ、1382分)、タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート、1342分)ディアロン・フォックス(サクラメント・キングス、1338分)、パスカル・シアカム(ペイサーズ、1325分)と続き、10位に再びニックスからカール・アンソニー・タウンズ(1318分)がランクインしている。

 ブリッジズやハートのようにニックス加入前から出場時間の多さやタフネスに定評のある選手が多いことも事実だが、ニックスのヘッドコーチを務めるトム・シボドーがしばしば主力選手を酷使しすぎていると批判を受けることがあるため、ニックスのファンにとっては複雑な結果になったかも知れない。16日に行われたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では、トップ5に名を連ねた4選手全員の出場時間が40分を超えている。

 シクサーズ戦をケガで欠場したタウンズは、シボドーに対する批判に対して「好きに言っていれば良い。彼は仕事を全うするだろうけどね」と一蹴した。タウンズのコメント通り、ニックスは敵地でシクサーズ相手に125-119で勝利を収めている。

 ニックスは15日終了時点でイースタン・カンファレンス3位(27勝15敗)。ブリッジズやタウンズを獲得した今シーズン、シボドー流の起用法で勝ち続け悲願のタイトル獲得なるか。出場時間ランキングの経過とともに、シーズン後半のニックスに注目が集まる。