「大相撲初場所・5日目」(16日、両国国技館) 横綱照ノ富士(33)=本名杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が休場した。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は国技館で報道陣に対応し、「場所前の稽古で右膝に水がたまった。総見の稽古で腫れ…

 「大相撲初場所・5日目」(16日、両国国技館)

 横綱照ノ富士(33)=本名杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が休場した。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は国技館で報道陣に対応し、「場所前の稽古で右膝に水がたまった。総見の稽古で腫れて曲がらなくなった。それをかばい、腰も痛めた。稽古が足りなかったのだろう」と語った。

 コンディションに不安がある中で出場した決断については「本人が体調がいいと言うので出させたけれど…」とし、今後については「(再出場は)しません。(今後は)考えられる状態にない」と語った。

 照ノ富士は2場所連続全休明けの今場所、4日目の翔猿戦に敗れ2勝2敗だった。休場は3場所連続24度目、横綱在位21場所で13度目。照ノ富士は両膝痛や持病の糖尿病などに苦しみ、3場所ぶりの出場に踏み切ったが、本来の姿には程遠い内容だった。5日目の対戦相手、豪ノ山は不戦勝となった。