日本ハムの万波中正外野手が16日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開した。キャッチボールやティー打撃などで汗を流し「体はとりあえず元気。いろんなことに挑戦している。自主トレ、キャンプを経て、ちょっとずつ形になっていけばいい」と明るい表情で話した…

 日本ハムの万波中正外野手が16日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開した。キャッチボールやティー打撃などで汗を流し「体はとりあえず元気。いろんなことに挑戦している。自主トレ、キャンプを経て、ちょっとずつ形になっていけばいい」と明るい表情で話した。

 打撃練習時には、三角形の板状のものをバットと一緒に持ってスイング。6日から1週間、米アリゾナ州の施設での自主トレで教わった方法を採用した。手首が返る悪癖を修正してバットの面を保つためのアイテムだが、その正体は「犬のフリスビーらしいっす」と苦笑。他にもはけを使って板をなぞるような動きでスイング修正を図ったという。

 ユニークな練習にも、万波は「いいメカニックに近づいていけている」と手応え。「数値は一切計らなかった。数字ばかりに目が行きがちなところがあった。すごくいい時間だったなと思うしすごく大事なことを教わった気がします」と充実感をにじませた。

 昨季は136試合出場で打率・252、18本塁打、60打点でチームの2位躍進に貢献。今季の目標には打撃の数字は掲げず「全試合に出て、優勝して、MVPをとる。これが3つの大きな目標」と宣言した。MVPを目標にした理由については「あれ以上に名誉なことはないと思う。チームの勝ちが乗っかってとれる賞というところでは、すごい価値のあるところ。そういう目標の方が自分的にはいいかな」と説明。「継続して試合に出ることが大前提。とにかく健康には気をつけたい」と気を引き締めた。