前走菊花賞ではメンバー最速上がり(35.4秒)をマークして5着だったビザンチンドリーム(栗東・坂口智康厩舎)。次走はアメリカジョッキークラブカップ(1月26日・中山芝2200m)への出走を予定しており、今朝16日はレースに向けた1週前追…

 前走菊花賞ではメンバー最速上がり(35.4秒)をマークして5着だったビザンチンドリーム(栗東・坂口智康厩舎)。次走はアメリカジョッキークラブカップ(1月26日・中山芝2200m)への出走を予定しており、今朝16日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 1回目のハローが終了した直後のCWでA.ルメートル騎手が騎乗。エイトスターズを追走する内容だったが、6F標識から5F標識のあたりでは少し遅いラップだったこともあってか、行きたがる素振り。そして3コーナーあたりでは前が後ろを待ったことで、一気に追走していた距離が縮まり、3コーナーを過ぎたところでは逆にビザンチンドリームが前に出るような形だった。

 ただ、そこから大外を回り、エイトスターズが内を回ったので、最後の直線に向いたところでは並走。ゴール前ではビザンチンドリームの手応えが一杯になり、持ったままの相手に同入してもらったというイメージのフィニッシュだった。

 時計は6F79.4-5F65.7-4F51.8-3F37.6-2F24.0-1F12.5秒。時計を要する馬場状態ではあったが、本馬の場合、ゴール前の脚色は道中の折り合い面もあったのかなという感じ。このひと追いを経て、最終追い切りでどのような動きを見せるかだろう。

(取材・文:井内利彰)