【ブンデスリーガ】フランクフルト4-1フライブルク(日本時間1月15日/ヴァルトシュタディオン)【映像】堂安律、超加速スピード→驚異の“粘着ディフェンス”日本人らしい、チームを助ける献身性が光った。フライブルクのMF堂安律が粘り強い守備で、…
【ブンデスリーガ】フランクフルト4-1フライブルク(日本時間1月15日/ヴァルトシュタディオン)
日本人らしい、チームを助ける献身性が光った。フライブルクのMF堂安律が粘り強い守備で、相手のカウンターを遅らせた。味方の戻る時間を創出した走りに、解説もファンも大絶賛している。
フライブルクが第17節にフランクフルトと対戦した13分のことだ。ゴールレスの中、フライブルクは左サイドからのCKで先制点を奪いに行く。キッカーはDFクリスティアン・ギュンター。左足で蹴り込まれたボールはニアへ飛んでいく。しかし、フランクフルトのFWヒューゴ・エキチケにクリアされてしまい、これがMFオマル・マルムシュに渡る。
フランクフルトの背番号7は自陣ボックスの手前からドリブル開始。快足を飛ばし、左サイドに流れるようにして一気に持ち運んでいく。
それに対応したのが、堂安だ。背番42は全速力でマルムシュに並走していく。マルムシュがギアを上げてきても、譲らない。フルスプリントで食らいつくと、マルムシュのカットインにも冷静に反応。左足に当てて塞ぎ、立ち止まらせることに成功。その後、マルムシュに逆サイドへロングボールを蹴られたものの、この時点でフライブルクの選手たちの帰陣は完了し、守備陣形を立て直すことができた。堂安の献身的なプレーがチームのピンチを未然に防いだ。
堂安の守備のコース取りも秀逸だった。近づき過ぎず離れ過ぎずの絶妙な距離感を保ったままマルムシュの横を走り、どんどんタッチライン沿いに追い込んでいった。そして、縦突破を遮断した状態をつくり、誘発したとも言えるカットインを力強くストップ。17試合15ゴール・9アシストと大ブレイク中で、マンチェスター・シティへの移籍も噂されるエジプト代表FWの突破を阻んだ。
実況の瀬﨑一耀氏による「遅らせましたね」という声に、解説の安田理大氏は「良い対応でしたね」と呼応。さらに、「堂安選手はカウンターからマルムシュ選手を縦に行かせなかったですけど、良い守備でしたね。あそこで行かれてしまうと、フランクフルトが一気にスピードアップしてしまう。あそこを一つ遅らせたことで、フライブルクにはチーム全員が帰ってこれる時間がある」とベタ褒めだった。
フォア・ザ・チームの精神を感じるプレーに、ファンも「ABEMA」のコメント欄で反応。「ナイス対応」「よく止めた!」「追いついたのすげえ」「堂安がんばれ」「堂安は守備に手を抜かないね」「流石、堂安!」と称賛の声が並んだ。(ABEMA/ブンデスリーガ)