侍ジャパン前監督で日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)が15日、都内で著書「栗山英樹の思考」、「監督の財産」の出版記念トーク&サイン会に出席した。 イベントでは、日本ハム監督として指導したドジャース・大谷翔平投手に…
侍ジャパン前監督で日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)が15日、都内で著書「栗山英樹の思考」、「監督の財産」の出版記念トーク&サイン会に出席した。
イベントでは、日本ハム監督として指導したドジャース・大谷翔平投手についても言及。「翔平のあの頑張りに関して、憧れたメジャーリーガーから、本当に(日本人選手が)そこで中心で勝負をするという野球の土壌が変わったと思っていて」と、史上初の50本塁打-50盗塁を達成した昨季の活躍をたたえた。
イベント後の取材では、投打二刀流が復活する今季についても予測。「僕が思っているのは、さあ、いよいよ大谷翔平が何者かっていうシーズンが始まる。本当の意味での翔平がどういう選手なのかということが証明されていく年のスタート」と本領発揮を期待した。大谷に第1子が誕生予定となったことも「大きなプラスになっていくと信じている」と、親として新たな責任が芽生える好影響を予見した。
また、ロッテからポスティングシステムによるメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手については「本当に自分を持っている。自分自身をしっかり持って、自分のやりたいことをハッキリ把握して前に進める強さは本当に持っている」と意志の強さに言及。世界一に輝いた2023年のWBCでは、監督と選手として戦っているだけに「才能は抜群なものを持っている。いろんなことを言われるかも知れないけど、僕は彼が『これが佐々木朗希だ』っていう姿を見せてくれると信じてWBCも選んだし、今でもそう思っているので、非常に楽しみです」とエールを送った。