キムは2023年にGG賞獲得、オフは相互オプションを破棄してFAに パドレスからFAとなっている金河成(キム・ハソン)内野手は12日(日本時間13日)、MLB公式サイトが発表した「まだ契約が決まっていないポジション別FA」の遊撃手部門に選出…

キムは2023年にGG賞獲得、オフは相互オプションを破棄してFAに

 パドレスからFAとなっている金河成(キム・ハソン)内野手は12日(日本時間13日)、MLB公式サイトが発表した「まだ契約が決まっていないポジション別FA」の遊撃手部門に選出された。2023年にゴールドグラブを受賞するなど、米記者からは1億8000万ドル(約282億円)以上の契約もあると言われたが、いまだ去就は未定。韓国メディアからは「価値が落ちた」との声もあがっている。

 キムは2023年、ユーティリティ部門でゴールドグラブを受賞し、同年は17本塁打&38盗塁と打撃面でも活躍した。今季も121試合で11本塁打&22盗塁を記録したが、8月に右肩を負傷してシーズンを終えた。それでも昨年11月に米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が公開したFAランキングでは11位に選出され、「健康なキムであれば、この冬の市場での遊撃手不足を考慮すると、6年契約で年俸3000万ドルの巨額契約を獲得するかもしれない」と評価されていた。

 オフには相互オプションを破棄してFA市場に参戦したものの、ジャイアンツやマリナーズ、ブレーブスなど噂ベースでの報道は出ていたが、右肩の負傷が影響したのかいまだ新天地が決まらず。韓国メディア「スターニュース」は15日、「キムの契約はいつになる 開幕後?」と題した記事で動向を伝えている。

 シーズンを振り返り、「右肩手術でFA市場での価値が下落した」と言及。そして、ここまで契約が決まらないことに「守備メインの選手が肩を負傷したのは軽く見られていなかった。さらに重要なのは、復帰時期が正確に分からないことだ」としている。もしキムの復帰が5月までに可能なら、同メディアは単年ないし複数年契約も可能だと見ている。一方で後半戦に入れば「単年契約も非常に難しい」とした。果たして、韓国の至宝の移籍先はいつ決まるだろうか。(Full-Count編集部)