来オフにポスティングによるMLB挑戦を予定する村上をヤンキースは射止められるか(C)産経新聞社 ロッテからポスティングでの米球界移籍を目指している佐々木朗希。すでに、ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団が移籍先の最終候補であると米国…
来オフにポスティングによるMLB挑戦を予定する村上をヤンキースは射止められるか(C)産経新聞社
ロッテからポスティングでの米球界移籍を目指している佐々木朗希。すでに、ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団が移籍先の最終候補であると米国内で報じられている。
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この報道を受け、佐々木の獲得競争に加わっていたヤンキースの専門メディア『FANSIDED YANKS GO YARD』が反応。若き右腕の争奪戦からの“脱落”が決定的となったとして、日本人プレーヤー獲得に関する見解を示している。
現地時間1月14日、同メディアでは、日本人選手の移籍先として、ヤンキースの“問題点”を掘り下げる内容のトピックを配信。過去の多くの日本人選手と同様、佐々木が西海岸の球団を選択するとの予想とともに、ヤンキースと同じく東海岸に位置するブルージェイズに対し、「なぜ、ササキの最終候補に選ばれたのだろうか? 個人的な好みによる特別な事情なのだろうか?」などと論じている。
また、過去にNPBからドジャースやマリナーズへと多くの日本人選手が移籍している歴史を振り返りながら、「このような好みはどれだけ多額の契約金を積んでも揺るがない」と指摘。
その上で近年、ヤンキースが獲得を目指した日本人選手にことごとく断られている現実を踏まえ、「この印象は来オフシーズンに再び重要となるだろう。次には、日本人スラッガーであるムネタカ・ムラカミが市場に出る可能性が高いからだ」と綴っている。
2025年シーズン終了後、ヤクルトからポスティングによるメジャー挑戦が有力視されている村上宗隆にヤンキースも関心を示しているとして、同メディアは、「ヤンキースは、来冬に控えるムラカミの獲得競争を前に、日本市場における自分たちの立ち位置を真剣に見直す必要がある。少なくともムラカミの場合、金銭がより大きな影響を与える可能性はあるだろう」などと主張する。
さらに今回、ヤンキースからの佐々木へのアプローチが“不発”に終わったことについても、「単にササキの個人的な好みがヤンキースのシステムと合致しなかったという事例に過ぎない可能性もある。しかし、もしそうなら、彼の好みとは何なのか?そしてそれは改善可能なのか?」として、疑問を並べた。
他にも、2023年シーズンオフ、大谷翔平や山本由伸の獲得が実現しなかった点にも触れながら、「ニューヨークの首脳陣はササキについてすぐに反省の時間を持つ必要があるだろう」として、今後の日本人選手補強に向けた検証を求めている。
トピックにもあるように、日本球界からの移籍先として、ヤンキースが選択肢となる機会が減っていることは紛れもない事実と言えるだろう。やはり、新たなターゲットとなる日本人選手獲得に向かうためには、これまでとは異なる戦略を練る必要があるのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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