中日ドラフト1位金丸夢斗投手(21=関大)が15日、ナゴヤ球場屋内ブルペンに入り、初めてマウンドの傾斜を使って18球を投じた。新人合同自主トレ第2クール初日に予定外の「初ブルペン」を披露した左腕は「吉田が傾斜を使って投げるというので、自分も…

中日ドラフト1位金丸夢斗投手(21=関大)が15日、ナゴヤ球場屋内ブルペンに入り、初めてマウンドの傾斜を使って18球を投じた。

新人合同自主トレ第2クール初日に予定外の「初ブルペン」を披露した左腕は「吉田が傾斜を使って投げるというので、自分も確認しようかなと。遊び感覚で投げただけですが、変化球の感覚も養いたかった。感触はよかったです」と振り返った。

同じく初ブルペン入りしたドラフト2位吉田聖弥投手(22=西濃運輸)の捕手役を務めた後、入れ替わってマウンドへ。軽めの立ち投げレベルながら、ストレート、カーブ、チェンジアップを投げ、最後はやや力のこもったストレート。受けた吉田は思わず「エグッ!」と声をあげた。

合同自主トレ開始前に行ったキャッチボールで「カーブが消えた」と金丸カーブに驚いた。この日は「バン! ドン! という感じです。強いです。ボールが腕から飛び出てくる感じでした」と、吉田は金丸ストレートの特長を独特の言葉で表現した。

昨年5月に発症した腰の骨挫傷の影響を感じさせない初ブルペンにも、金丸は「まだまだこれからです。キャンプでしっかり投げられるように段階を踏んで焦らずにやっていきたい」とあくまで初期段階を強調。4球団競合左腕の本領は、これから徐々に発揮されることになりそうだ。