「大相撲初場所・4日目」(15日、両国国技館) 初場所が始まり、新しくなった親方衆のある衣装が注目を集めている。それは“親方ジャンパー”とファンから称されるジャケット。会場では親方たちがこのジャケットを着て、警備などに当たっている。 昨年…

 「大相撲初場所・4日目」(15日、両国国技館)

 初場所が始まり、新しくなった親方衆のある衣装が注目を集めている。それは“親方ジャンパー”とファンから称されるジャケット。会場では親方たちがこのジャケットを着て、警備などに当たっている。

 昨年までは青を基調としていた親方ジャンパー。今年からカジュアル衣料品を販売するユニクロとスポンサー契約を結んだことを受け、以前より黒みが増し、デザイン性、機能性が増した。ある職員は「着心地がだいぶ変わりました」と笑顔で話した。

 協会で広報を勤める西岩親方(元関脇若の里)は8日に元幕内旭大星(大島)の引退会見で報道陣に対応。さっそく新生親方ジャンパー姿で登場し、カメラを向けられると「モデルになったみたいだな」と笑みを浮かべていた。

 元大関貴景勝の湊川親方は「先輩の親方に聞いたんですけど、燃えない素材で作られていて。火事が起きたときにジャンパーでお客さんを守ることができる」とテレビ出演した際に力説した高性能の逸品。ファンからは「黒になったことでスリムに見える」「ぜひユニクロは製品化を」「土俵溜に駆け込んでくる親方のジャンパーが『スポーティ』(笑)」「親方ジャンパーかっこ良くなった」と評判も上々だ。

 初場所では綱取りを目指す大関豊昇龍が3連勝。横綱照ノ富士も初日こそ敗れたが、3日目は元大関霧島を粘り強く寄り切って連勝をマークした。