【ラ・リーガ】ソシエダ1-0ビジャレアル(日本時間1月14日/レアレ・アレーナ)                【映像】“15秒に2回”の連続縦突破 まさに“無双状態”だ。レアル・ソシエダに所属するMF久保建英が2連続で縦突破を成功させ、決…

【ラ・リーガ】ソシエダ1-0ビジャレアル(日本時間1月14日/レアレ・アレーナ)                

【映像】“15秒に2回”の連続縦突破

 まさに“無双状態”だ。レアル・ソシエダに所属するMF久保建英が2連続で縦突破を成功させ、決定機を演出した。相手選手を無効化するほどのドリブルを披露した日本代表MFを、解説者が大絶賛し、ファンもSNS上で称賛の声を上げている。

 日本人MFが古巣の左サイドをきりきり舞いにさせたのは、レアル・ソシエダが第19節にビジャレアルと対戦した34分のことだ。スコアレスで時計の針が進む中、レアル・ソシエダがボールを握って守備ブロック攻略の糸口を模索すると、DFナーイフ・アゲルドが左足で対角のロングフィードを繰り出す。

 待っていたのは、久保だ。背番号14は左足インサイドでトラップし、寄せてきたビジャレアルのDFセルジ・カルドナに向かってドリブルを開始。カルドナの重心を見ながら、左足での細かいタッチで運んでいく。

 左足の足裏でボールを転がし、ドリブルのリズムに変化を加えた次の瞬間だった。緩急を使って縦に半歩ほど突破して右足でクロス。これはビジャレアルのDFフアン・フォイスに跳ね返されてしまった。

 しかし、レアル・ソシエダのDFホン・アランブルがルーズボールを回収すると、再び久保のもとにボールが渡る。ラ・マシア(バルセロナの育成組織)出身のドリブラーは、足首のスナップと身体の向きで、中央を囮に縦に突破。カルドナを完全に振り切り、ボックス内の深い位置まで進入していく。

 ビジャレアルのMFダニエル・パレホがカバーリングに来たが、軽やかなステップでいなし、左足アウトサイドでスペースに置くようなラストパス。これはビジャレアルのMFサンティ・コメサーニャにスライディングでカットされたが、レアルソシエダのMFルカ・スチッチがこぼれ球を拾って左足を振った。シュートは右ポストを叩いて先制とはならなかったものの、相手守備陣を慌てさせるチャンスシーンとなった。

 解説の安永聡太郎氏は「アゲルドからの本日2度目の長いボールが久保に渡ってからの仕掛け、右足のクロス。こぼれたところを奪い返して、潜って潜って、でしたけど、良いプレーでしたね」と称えた。

 黄色の壁に風穴を開けた久保のドリブルに、ファンがSNS上で反応。「やっぱり攻撃はタケから始まるよね」「まってええ建英まーーじですごい」「久保キレキレだわ、今日アシストかゴールいける!」「ほんと久保キレキレだと思う」「久保やばすぎる、スチッチ決めたかった」「久保がうますぎて異次元」と絶賛の嵐だ。

  右サイドからの類まれなるドリブル突破で、古巣の脅威になり続けた久保。51分に長距離スプリントからの股抜きドリブルでゴールを射抜き、テクニックに力強さを加えた“久保建英2.0”を示した。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)