現役ドラフトで広島に加入した鈴木健矢投手(27)が14日、“渡辺俊介イズム”でアピールすると誓った。大野練習場で初練習を行い、約40メートルの距離から入念にネットスロー。「投げている感じは、けっこういい」と明るい表情を見せた。 新天地で存…
現役ドラフトで広島に加入した鈴木健矢投手(27)が14日、“渡辺俊介イズム”でアピールすると誓った。大野練習場で初練習を行い、約40メートルの距離から入念にネットスロー。「投げている感じは、けっこういい」と明るい表情を見せた。
新天地で存在感を示すため、師匠からの教えを体現する。23年の自主トレから2年連続で、元ロッテの渡辺俊介氏(現日本製鉄かずさマジック監督)に師事した。通算87勝を挙げた先輩からの助言で、今も胸に刻むのは投球時の脱力。「力は抜けば抜くだけいいし、力んでも仕方ないと。打者が投手に対して前のめりになるところで呼吸を合わせないとか。23年に6勝したタイミングでそれを教わった」と明かす。
ピンチでも脱力して打者との呼吸をズラす。好投の鍵を握る投球術を2月のキャンプでも実践していく。同月初旬の実戦登板を見据え「信頼を得るには実戦で結果を出すしかない。どんどん投げていきたい」と肩を回した鈴木。“ミスターサブマリン”直伝のメソッドで、自らの株を上げる。