阪神タイガースの中継などでおなじみの朝日放送テレビ・高野純一アナウンサーと、朝日新聞スポーツ部のトラ番・高橋健人記者が定期的に語る「虎バン主義。」。今回のテーマは春季キャンプのみどころです。 高橋 沖縄で実施される阪神の春季キャンプの日程…
阪神タイガースの中継などでおなじみの朝日放送テレビ・高野純一アナウンサーと、朝日新聞スポーツ部のトラ番・高橋健人記者が定期的に語る「虎バン主義。」。今回のテーマは春季キャンプのみどころです。
高橋 沖縄で実施される阪神の春季キャンプの日程が発表されました。2月1日に1軍は宜野座村、2軍はうるま市の各球場でキャンプインします。球団創設90周年の節目、藤川球児新監督のシーズンがいよいよ本格的に始まります。
高野 2月8、9日に1、2軍合同の紅白戦が予定されているという報道を見ました。高知での昨秋キャンプであえて紅白戦をしたとき、監督は「（ファンに）プロだから見せることも必要」と言っていましたね。岡田彰布監督はどちらかと言えば実戦形式を好まないタイプだったので、そこは違いますね。
高橋 フレッシュな新人選手たちは2軍でスタートさせる方針のようです。じっくり育てる意図でしょう。
高野 そういう意味では「見せ方」で硬軟を織り交ぜていますよね。
高橋 注目している選手はいますか？
高野 中川勇斗選手です。彼が京都国際高の頃、星稜高（石川）の山下智茂元監督が「歴代の高校生捕手の中でもすごくいい」と話していたんです。智弁学園高（奈良）の小坂将商監督も絶賛していました。中川選手本人に自分はどんな捕手だと思っていて、何を大事にしているのか聞いてみたいですね。
高橋 私が前回の阪神担当だった2022年に高卒1年目だったので初々しかった姿を思い出します。
高野 昨季は2軍で打率3割2分1厘を残しているんですよね。
高橋 主力捕手の梅野隆太郎選手と坂本誠志郎選手は昨季の打率が2割前半でした。中川選手が1軍デビューできるか楽しみですし、2人に刺激を与えられる存在になってほしいなと思います。
高野 球団として次世代の育成も意識していきたいところだと思います。
高橋 ここまで捕手の話題が多かったですが、もう一人。BC埼玉から昨秋のドラフト4位で入団した町田隼乙（はやと）選手が気になっています。持ち味の強肩強打をぜひキャンプからアピールしてほしいなと思います。監督も代わったので、チーム内で新陳代謝が起きていくことには期待したい。中でも捕手の動向には注目していきたいです。
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