パリ五輪の柔道男子66キロ級で2連覇を達成した阿部一二三(27)と、女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(24)=ともにパーク24=が14日、都内で行われたイベントに出席し、2025年の抱負を語った。 28年ロサンゼルス五輪へ向けた始…

 パリ五輪の柔道男子66キロ級で2連覇を達成した阿部一二三(27)と、女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(24)=ともにパーク24=が14日、都内で行われたイベントに出席し、2025年の抱負を語った。

 28年ロサンゼルス五輪へ向けた始まりの1年。一二三は野村忠宏さん以来、史上2人目の五輪3連覇を目指していく。今年の目標を「唯一無二」と掲げ、「ロサンゼルス五輪を目指すにあたって、唯一無二の存在になりたいし、道を作っていきたい。ロスにつなげられる1年にしたい」と意気込んだ。

 詩は2回戦敗退に終わったパリ五輪のリベンジを期す1年として、世界一奪還を決意。「去年は納得のいく結果を残せなかったし、世界一を目指すことはつらいことだと改めて感じた」と振り返りつつ、「ただ自分にはこれ(柔道)しかない。もう一度世界一になって、強い阿部詩を届けられたら。柔道に全てをかける1年にしたい」と6月の世界選手権(ブダペスト)を見据えた。

 東京五輪では一緒に金メダルを獲得した阿部きょうだい。2人で立つ2大会ぶりの頂点を思い描きながら実りの25年にする。