サッカーのドイツ1部リーグ、バイエルン・ミュンヘンで負傷離脱中のDF伊藤洋輝(25)が当面復帰できない見通しであると14日、同クラブのヴァンサン・コンパニー監督(38)が明らかにした。 記者会見で「複雑なけがだったので、あまり重圧をかけた…
サッカーのドイツ1部リーグ、バイエルン・ミュンヘンで負傷離脱中のDF伊藤洋輝(25)が当面復帰できない見通しであると14日、同クラブのヴァンサン・コンパニー監督(38)が明らかにした。
記者会見で「複雑なけがだったので、あまり重圧をかけたくない。願わくば、今後6週間から8週間以内に復帰してほしい」などと語ったもの。復帰は早くても3月以降になる見通し。森保ジャパンが最速で2026年W杯出場を決める可能性のある3月20日のW杯アジア最終予選のバーレーン戦(埼玉)、25日のサウジアラビア戦(埼玉)での代表復帰は難しくなった。
22年W杯カタール大会日本代表の伊藤は、昨年6月に移籍金約50億円で、年俸は歴代日本人で最高額の推定約10億円の4年契約でシュツットガルトから加入した。ドイツ1部で最多の33回優勝、欧州CLでも6度の優勝を誇る名門・バイエルンは昨季、3位に終わってリーグ11連覇でストップ。失点数45は過去20年間で最多だった。
身長188センチの伊藤は、利き足の左足から繰り出す高精度のパスやカバーリングなどにも優れ、センターバックと左サイドバックとして守備の再建を目指す世界的ビッグクラブの期待を集めていた。しかし、7月の練習試合で中足骨を骨折し、今季開幕前にチームを離れ、11月には再手術を受けていた。