◆プロボクシング フェニックスバトル127 & ふじの国PROFESSIONAL BOXING6 ▽59・5キロ契約8回戦 〇木村蓮太朗(KO1回2分)竹本雄利●(14日、東京・後楽園ホール) 元日本フェザー級(57・1キロ以下)1位の木村…
◆プロボクシング フェニックスバトル127 & ふじの国PROFESSIONAL BOXING6 ▽59・5キロ契約8回戦 〇木村蓮太朗(KO1回2分)竹本雄利●(14日、東京・後楽園ホール)
元日本フェザー級(57・1キロ以下)1位の木村蓮太朗(駿河男児)が、元日本ランカーの竹本雄利(クラトキ)を1回KOで下した。
サウスポー同士の一戦。木村がジャブからボディーへの左ストレートで圧力をかけると、開始2分に左ボディーストレートでダウンを奪い、そのまま10カウントを聞かせた。試合後はリング上で「今年は絶対タイトルをとって上に行こうと思っている。日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックの3つを狙ってやっていきたい」と高らかに宣言した。
東洋大の元主将でアマチュア3冠の実績を持つ木村は、昨年5月、契約体重58・0キロで8回戦を戦ったが、前日計量で1・5キロのオーバーとなった。相手も300グラム超過。当日計量をクリアして試合は行われ、木村は初回KO勝ちしたが、その後、日本ボクシングコミッションから6か月のライセンス停止処分を受けた。
「プロ失格のことをしてしまった」と一時は進退も保留していたが、「いろんな人に応援していただいているのを感じて、結果で返していこうと思った」と再起を決意。この4か月は猛練習に励み「ここまでやりきれているのは大学以来。絶好調です」。骨折し手術を繰り返した左拳も「練習ではフルパワーで打てている。左が最大の武器。左を使ったらチャンピオンでも倒せる」と手応えを感じている。「自信がありますね。今は勝てるとしか思っていない。自信になったきっかけは、練習したからです、。こうやって(ボクシングを)やれていることが楽しいです」と晴れやかな表情で話した。
戦績は27歳の木村が9勝(5KO)1敗、28歳の竹本が9勝(5KO)4敗1分け。