東都大学野球リーグの中大に今春入学予定の京都国際・藤本陽毅と関東第一・高橋徹平の両内野手が14日、東京・八王子市内の同大学グラウンドで練習に参加した。ともに11日に入寮し、12日にチームへ合流。京都国際が初優勝した昨夏の甲子園決勝で対戦し…

 東都大学野球リーグの中大に今春入学予定の京都国際・藤本陽毅と関東第一・高橋徹平の両内野手が14日、東京・八王子市内の同大学グラウンドで練習に参加した。ともに11日に入寮し、12日にチームへ合流。京都国際が初優勝した昨夏の甲子園決勝で対戦し、互いに主将としてチームをけん引した2人は、大学からはライバルとなる高校のチームメートに雪辱を誓った。

 京都国際からは、優勝をけん引したエース左腕・中崎琉生投手が同じ東都1部の国学院大に進学予定。藤本は中崎について「変化球の種類も多いですし、インコースとアウトコースに投げ分けるので、球種を絞るのがまず難しい。その中で不意に来るインコースの真っすぐは右打者からするとキツい」と話し「高校の時は、こてんぱんにやられて打てなかったですけど、大学では打って成長した姿を見せて、見返してやりたいなと思います」と対抗心を燃やした。

 関東第一からは、ロッテドラフト4位の坂井遼投手とともに2本柱だった畠中鉄心投手と、華麗な守備で甲子園を沸かせた市川歩内野手が日大へ。さらにU-18高校日本代表に選出された熊谷俊乃介捕手が東洋大へ入部予定だ。高橋は「畠中には『おまえは打てないから期待はしてない』とか、ずっとボロクソに言われてたので(笑)リーグ戦で打って見返したい」と闘志。「市川とは『日本代表の三遊間を組めるように2人で努力してやっていこう』って言っていたので、最終的には同じ上のレベルでできたら。熊谷とも仲が良くて、関東第一の野手の中で一番プロに近かったと言われていたので、負けないように」と切磋琢磨(せっさたくま)することを誓った。