柔道男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三と、女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(ともにパーク24)のきょうだいが14日、東京・渋谷区内で行われた「渋谷サクラハーモニー」にゲスト出席した。総合教育企業「株式会社スプリックス」がAR(…
柔道男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三と、女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(ともにパーク24)のきょうだいが14日、東京・渋谷区内で行われた「渋谷サクラハーモニー」にゲスト出席した。総合教育企業「株式会社スプリックス」がAR(拡張現実)などのデジタルテクノロジーを駆使し、受験生にエールを送る体験型のイベント。2人はトークショーで学生時代の学業の逸話などを披露した。
一二三は「どちらかというと、勉強よりちょっと柔道の方を頑張っていたかなと思うんですけど、大学生(日体大)の頃に授業に行ってもテストに受からないと単位をくれない、結構厳しい先生がいたんです。なかなかテストに受からず、1人で先生の研究室に行って、先生と1対1で残って勉強させられたのを覚えています。僕には結構しんどかったです」と笑わせた。
本格的なシーズン到来を迎える受験生に対しては「僕自身、努力という言葉をすごく大切にしています。受験生の人たちも努力をたくさんしていると思うんですけど、自分が積み重ねてきた努力は、今後の人生に無駄になることはないと思うので、本当に努力、自分自身を信じて頑張ってほしいと思います」とエールを送った。
一二三は2028年ロサンゼルス五輪では、野村忠宏氏以来、2人目の3連覇を目指すことになる。今年の目標を問われると「唯一無二」と記した。「去年、パリ五輪で2連覇を達成して、2028年のロス五輪を目指すにあたって、唯一無二の存在になりたいと思うし、唯一無二の道を作っていきたいなと思うので、この言葉にさせてもらいました」と話していた。