◆大相撲初場所 第3日(14日、東京・両国国技館) 新十両の羽出山(はつや、玉ノ井)が初勝利を挙げた。木竜皇(立浪)に出足で押されるも、上手投げを決めて逆転勝ち。初日からの連敗を2で止め「本来はもっと押し出しとか突き出しで前に出る内容で勝ち…

◆大相撲初場所 第3日(14日、東京・両国国技館)

 新十両の羽出山(はつや、玉ノ井)が初勝利を挙げた。木竜皇(立浪)に出足で押されるも、上手投げを決めて逆転勝ち。初日からの連敗を2で止め「本来はもっと押し出しとか突き出しで前に出る内容で勝ちたかった。内容は悪いですけど、とりあえず白星挙げられたので、ここから変わっていければ」と安どの表情を見せた。

 新十両として臨んだ今場所は連敗スタートとなった。「緊張はしてないですけど、初日、2日目の内容を見ると、緊張してると言われてもしょうがないと思うほどひどい内容だった」と反省。この日は部屋で玉ノ井親方から「上体ばかりで行って腰も高くなっている」と指摘を受け、四股やすり足、体重の重い力士を相手に下から押し上げる稽古で修正を図った。

 初めて経験する15日間の戦いも「15日間取れる喜びの方が大きい。例えば昨日負けましたけど、その内容やどこが悪かったのか、すぐに明日試せるということが(幕下以下の)7番との大きな違い。15日間の方が相撲的にもいいのかなと思います」と前向きに受け止めている。「15番のうちのたかが1番。これに満足することなく、あと9番は勝っていきたい」と意気込んだ。