◆大相撲初場所3日目(14日、東京・両国国技館) 東三段目4枚目・炎鵬(伊勢ケ浜)が史上初の東大出身力士である同2枚目・須山(木瀬)を押し出し、今場所初勝利を挙げた。立ち合いから一気に前へ出て押し出し、「昨日の立ち合いが良くなかったので今日…

◆大相撲初場所3日目(14日、東京・両国国技館)

 東三段目4枚目・炎鵬(伊勢ケ浜)が史上初の東大出身力士である同2枚目・須山(木瀬)を押し出し、今場所初勝利を挙げた。立ち合いから一気に前へ出て押し出し、「昨日の立ち合いが良くなかったので今日は集中していった」と納得の表情だった。

 相手は日本の最高学府出身。「立ち合いの角度やスピードを測っているのではないか」と警戒し、電光石火の相撲で決めた。炎鵬は金沢学院大出身で同じ大学相撲出身だが、「学力では確実に勝てない。相撲くらいは勝ちたかった」と燃えていた。

 かつては前頭4枚目まで上りつめ、技能賞を獲得したことがある30歳。ケガに苦しみ昨年名古屋場所では序ノ口まで転落したが、この日はテレビ中継もされた。「ここまで戻ってこれたのは1つの喜び。応援してもらってありがたい」と感謝した。