同じ轍(てつ)は踏まない。広島・宇草孔基外野手(27)が13日、静岡県下田市内で秋山らと合同自主トレを行い、“ノーモア離脱”への思いを強めた。 23年は10月に左足首を捻挫したため、昨年1月の合同自主トレはリハビリ中心だった。昨季は4月9…
同じ轍(てつ)は踏まない。広島・宇草孔基外野手(27)が13日、静岡県下田市内で秋山らと合同自主トレを行い、“ノーモア離脱”への思いを強めた。
23年は10月に左足首を捻挫したため、昨年1月の合同自主トレはリハビリ中心だった。昨季は4月9日に1軍昇格し、4月20日・巨人戦から5試合で3本塁打というインパクトのある活躍を見せた。ただ、7月に腰を痛めて離脱したことが悔やまれた。
反省を踏まえ、新たにピラティスを導入。「どんどん取り入れていこうかなと。(合同自主トレの練習は)皆さんと一緒にやっていますけど、今年は自分の感覚を大事に、自分のその日のベストをやろうと思っている」と己を律する。
ピラティスで体全体のバランスを整える取り組みは、野球の動作改善にもつながるという。「こうやって動きたいけど、できないからズレてしまうことがある」と、これまでの傾向を分析。コンディショニングの面で妥協を許さず、近年の二の舞いを避ける考えだ。
森下、石原と同期の6年目。今季の目標を問われると「1年間、1軍の戦力で戦い続ける」と力強く宣言した。「バットも振れていますし、いい意味で変わってきていると思います」。下田で鍛え上げ、激しい外野のポジション争いに参戦する。