◆ラグビー ◇全国大学選手権決勝 帝京大 33(14―12、19―3)15 早大(13日・秩父宮) 帝京大の4連覇に、先輩たちも陰から力を添えた。昨年11月の早大戦後、東京SG(旧サントリー)のOB選手が母校を訪問。9連覇時の主将だったフッ…

◆ラグビー ◇全国大学選手権決勝 帝京大 33(14―12、19―3)15 早大(13日・秩父宮)

 帝京大の4連覇に、先輩たちも陰から力を添えた。昨年11月の早大戦後、東京SG(旧サントリー)のOB選手が母校を訪問。9連覇時の主将だったフッカー・堀越康介(29)は「早大にああいう負け方をして、大丈夫かなという話になった」と明かした。リーグワン開幕前の合宿中に開いた「帝京会」で、CTB中村亮土(33)が発案。すぐに相馬監督に連絡し、約10人で激励した。FWはスクラム、BKはキックを教えるなど一緒に汗を流したという。

 相馬監督が「ありがたいですよね」と目尻を下げる先輩たちの支え。堀越は「主将になって重圧のレベルが違いました。選手権はちょっと別格」と連覇に挑む4年生をおもんぱかった。「100%を出せば勝てると信じているし、4年生を中心に楽しんでほしい」とエールを口にした堀越。先輩たちの熱い思いに、4連覇という最高の結果で帝京大フィフティーンは応えてみせた。(大谷 翔太)