阪神・岩貞祐太投手(33)と伊藤将司投手(28)が13日、福岡県北九州市の九州共立大で、阪神からDeNA入りした岩田将貴投手(26)と自主トレを公開した。階段ダッシュやブルペンにも入るなど、ハードなメニューで汗を流した。 岩貞はセットアッ…
阪神・岩貞祐太投手(33)と伊藤将司投手(28)が13日、福岡県北九州市の九州共立大で、阪神からDeNA入りした岩田将貴投手(26)と自主トレを公開した。階段ダッシュやブルペンにも入るなど、ハードなメニューで汗を流した。
岩貞はセットアッパー返り咲きへ意気込んだ。22年は53試合、23年は50試合に登板。同期の岩崎とともにブルペンを支えてきたが、昨季はケガもあり、自己ワーストの2試合登板にとどまった。今季は2年ぶりの50試合到達をノルマに掲げる。
「リリーフを1年間やると、そこは当たり前の数字だと思うので。今年はその当たり前をしっかりやらないといけない」
並々ならぬ覚悟で臨むプロ12年目。追い求めるのは結果だけだ。人一倍チーム思いの男は「今までは優勝っていうところに(目標が)全振りしてシーズンを過ごしていましたけど、去年はキャリアの中で一番低い数字を出してしまった」。今季はチームだけでなく、個人成績にもとことんこだわる。「まずは自分自身が結果を出すために何をすべきというのをコツコツと、シーズンが始まるまで丁寧にやっていきたい」と力を込めた。
左肘の不安が消え、仕上がりは上々だ。メニューは自身で考案し、飽きないように工夫。「体をいじめながら、柔軟性、連動性というところを例年より多く時間を割いてやっています」。すでにブルペンで投球練習を開始。復活へ、準備は整いつつある。
後輩の桐敷、石井が台頭する中、「そこに入っていくこと。クオリティーの高いところで、みんなでやっていけたら」。ベテランの底力を発揮し、居場所を取り戻す。