DeNA・度会隆輝外野手(22)が13日、川崎市にある古巣・ENEOSのグラウンドで自主トレを公開した。プロ2年目となる今季のテーマに「長打力」を掲げ、目標を「打率3割、30本塁打、20盗塁」と宣言。ウエートトレーニングと食事で昨季から約…

 DeNA・度会隆輝外野手(22)が13日、川崎市にある古巣・ENEOSのグラウンドで自主トレを公開した。プロ2年目となる今季のテーマに「長打力」を掲げ、目標を「打率3割、30本塁打、20盗塁」と宣言。ウエートトレーニングと食事で昨季から約10キロの増量に成功しパワーを身につけた度会は、屋外フリー打撃で柵越えを連発した。

 「去年と違う!状態良すぎ!」。持ち前の“陽キャ”ぶりは健在ながら、その身体はひと回りたくましくなっていた。力強いスイングを繰り出し「これが入るんだっていうような打球も、どんどん入るようになっている」と実感。最後の1球は逆方向へのアーチで締めくくった。

 飽くなき高みを目指す。昨年11月の契約更改の会見で首位打者獲りを掲げたが「ホームランも30本打てるような目標を置いてやっていきたい」と“上方修正”。「大口って言われてしまうかもしれないですけど、目標は高くないと超えたいと思えない。3割、30本のほかに、20盗塁を目指したい」と臆せずに口にした。外野は梶原、桑原、佐野、筒香らがひしめく激戦区だけに、定位置獲得へ遠慮はしない。

 かねて親交のあるイチロー氏からは、今オフもメールを通じ金言をもらったという。「(文言は)シークレット」と笑ったが、その表情には順調な調整ぶりがうかがえる。「度会のプレーを自然と見たくなると思ってもらえるように、プロ野球界を盛り上げたい」と意気込んだ。