「全国高校サッカー選手権・決勝、前橋育英1(9PK8)1流通経大柏」(13日、国立競技場) 7大会前の第96回大会と同カードとなった決勝は前橋育英(群馬)が死闘を制し、7大会ぶり2度目の優勝を飾った。10人目までもつれたPK戦で、2回のセ…
「全国高校サッカー選手権・決勝、前橋育英1(9PK8)1流通経大柏」(13日、国立競技場)
7大会前の第96回大会と同カードとなった決勝は前橋育英(群馬)が死闘を制し、7大会ぶり2度目の優勝を飾った。10人目までもつれたPK戦で、2回のセーブを見せ勝利に貢献した前橋育英のGK藤原優希(3年)は「もうPKになっちゃえば俺のもんだと。そういう気持ちでやってました。自分が止めてヒーローになることしか考えてなかった」と振り返った。
史上最多となる5万8347人が集まった国立競技場。1人決めるごとに会場のボルテージが上がる異様な空気の中、藤原は8人目、10人目のシュートを止めた。左に跳んで止めた1本目、右に跳んだ2本目ともにコースを読み切っていたという。
公式戦のPK戦では抜群の勝率を誇っていたことから確かな自信があった。小中学校では、PK戦で敗れたのは1回だけ。「蹴られる瞬間のバネだったり、相手を読むのが得意」とヒーローは誇らしげに語った。