日本陸連は13日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われているU20オリンピック育成競技者研修合宿を報道陣に公開。800メートルで日本記録を持つ男子の落合晃(こう、滋賀学園高3年)、女子の久保凛(東大阪大敬愛高2年)、女…

 日本陸連は13日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われているU20オリンピック育成競技者研修合宿を報道陣に公開。800メートルで日本記録を持つ男子の落合晃(こう、滋賀学園高3年)、女子の久保凛(東大阪大敬愛高2年)、女子1500メートルで昨年のU20世界選手権(ペルー)代表のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高2年)ら期待の選手らが参加。ハードルを使ったトレーニングなどで汗を流し、久保は「これからにつながる練習ができた。中長距離だけじゃなくて、他の種目の選手たちとも一緒に練習できる機会は、こういう機会しかない。貴重な機会に呼んでいただけて、すごくうれしいです」とさわやかな笑顔を見せた。

 昨年7月に日本人初の1分台となる日本新記録(1分59秒93)を樹立するなど、大活躍だった昨シーズン。今季は「(9月の)東京世界陸上に出たい。参加標準記録(1分59秒00)をちゃんと切って、絶対に出場するという気持ちで日々取り組もうと思っています」とさらなる目標を掲げる。

 自身の持つ日本記録よりも高い壁となるが「今年は(1分)58秒台を狙いたいと思っています。(400Mトラック)1周目に速く入ってもリラックスして走れる体と、2周目にどれだけ(スピードが)落ちないかっていう部分が必要だと思う。練習の質を一つずつ上げてやっていかないといけない」と鍛練を重ね、女子中長距離界をさらに飛躍させる。