世界1位シナーが連覇へ好発進 現地1月13日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス1回戦が行われ、前年覇者の第1シード、ヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)が登場。ニ…

世界1位シナーが連覇へ好発進
現地1月13日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)男子シングルス1回戦が行われ、前年覇者の第1シード、ヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)が登場。ニコラス・ジャリー(チリ/同36位)を7-6(2),7-6(5),6-1で下し、連覇へ好スタートを切った。

【動画】前年覇者シナーがストレート勝ちで連覇へ好発進 マッチハイライト

23歳のシナー。昨季は、全豪オープンでグランドスラム初優勝を果たすと、ドーピング問題で精神的に難しい中で全米オープンも制した。結局、ATPマスターズ1000を3大会、ツアー最終戦も優勝するなど8度のタイトルを獲得。国別対抗戦「デビスカップ」でもイタリアを優勝に導いている。

大会連覇へ1回戦の相手は、過去1勝1敗のジャリー。今季、前哨戦に出ておらず今大会が1大会目のシナーにとって、タフな初戦の相手となった。

試合は序盤から激しい打ち合いが繰り広げられ、ジャリーのコースを突いたショットを放つも、シナーが苦しい体勢から反撃。互いにチャンスが訪れたが、ブレークのないままタイブレークに突入する。ここで強さを発揮したのがシナー。ミスのない安定したプレーで7-6(2)でセットを奪取する。

続く第2セットも再びタイブレークでシナーが取り切ると、第3セットは2度のブレーク。王者らしい強さで連覇へ好発進を切った。

2回戦ではダニエル太郎(エイブル/同113位)を6-7(6),7-6(4),6-1,6-4で破ったワイルドカード(主催者推薦)のトリスタン・スクールケイト(オーストラリア/同173位)と対戦する。