◆リーグH 北国24-24アランマーレ(13日、富山・アルビス小杉総合体育センター) 11連覇を狙う北国ハニービー石川は、24-24でアランマーレ富山に引き分けた。序盤からシュートやパスミスが続いて苦戦した一方で、内定選手の石川空(22)が…

◆リーグH 北国24-24アランマーレ(13日、富山・アルビス小杉総合体育センター)

 11連覇を狙う北国ハニービー石川は、24-24でアランマーレ富山に引き分けた。序盤からシュートやパスミスが続いて苦戦した一方で、内定選手の石川空(22)が鮮やかなシュートを披露。相手ディフェンスの上から得意のロングシュートも繰り出すなど、5得点を挙げた。現在は大阪体育大4年で、11日の三重戦ではリーグデビューを果たし、4得点をマーク。河合辰弥監督は「ゆくゆくは日本代表のエースになってほしい」と期待を込める。

 強豪の大阪体育大ではエースとして活躍し、インカレ11連覇を達成。4日の優勝祝賀会に出席したあと、5日に北国に合流したばかりだ。「トップリーグでは、1対1のパワーとスピード、パス回しの速さも全然違う。まずはそこについていかないと」と話す。この日は徹底的にマークされて苦戦する場面もあったが「上からシュートを打ち抜ければ、ある程度は通用していると思うが、(相手守備に)前に出られたときのミスが多いので、まだ通用していないなと思います」と反省した。

 チームは11連覇を狙う一方で、昨年は主力選手が退団や引退でチームを離れ、現在は若手に経験を積ませながら連係を高めている状況。現在は5勝1敗3分で2位となっている。エース候補として期待される石川は「チームに早く溶け込んで、チームの力で勝てるようにしていきたい」と決意。インカレに引き続き、トップリーグでも11連覇を狙う。(中田 康博)

 ○…佐原奈生子キャプテン(28)「連覇しているチームとまわりからは言われるが、メンバーも替わるので、選手の特長が出せればいいと思う。個人の良さを引き出せるようにプレーしていきたい」