元大リーガーで日米通算201勝の野茂英雄氏と昨年まで通算2148安打を放つ西武のレジェンド・栗山巧外野手が大会委員長を務める軟式少年野球大会の「第10回NOMO栗山オールスターゲーム」が13日、神戸市のG7スタジアム神戸で開催された。 野…

 元大リーガーで日米通算201勝の野茂英雄氏と昨年まで通算2148安打を放つ西武のレジェンド・栗山巧外野手が大会委員長を務める軟式少年野球大会の「第10回NOMO栗山オールスターゲーム」が13日、神戸市のG7スタジアム神戸で開催された。

 野茂氏が理事長を務めるNOMOベースボールクラブの本拠地・但馬地区代表の但馬少年野球連盟選抜チームと、昨年行われた栗山巧杯で優勝した枝吉パワーズ(神戸市)の栗山ドリームチームが対戦。栗山ドリームチームが延長八回、2-1でサヨナラ勝ちし、通算対戦成績を4勝6敗とした。

 野茂氏と栗山が総監督としてそれぞれベンチ入りした試合は、1-1の緊迫した投手戦。規定の7回では決着がつかず延長八回は1死満塁からのタイブレークとなった。先攻の但馬少年野球連盟選抜は2者連続三振で無得点。栗山ドリームチームは2死満塁から2番・田村丞庵が左翼にサヨナラ打を放った。

 栗山は「ほんと、いい試合でしたね。今年、神戸側も自信を持って送り出したチームだったんで。栗山杯で強さも知っていた」と喜んだ。先発したエース左腕の中村豪志は侍U-12にも選ばれており、ドリームチームにふさわしい強豪だった。

 今季でプロ24年目となる大ベテランは「自分も今日みたいな白熱した僅差のゲームとかで結果を出せるようにしっかり準備をしていきたい」と、子どもたちから刺激を受け、シーズンへの思いも口にした。

 野茂氏と栗山は共通のトレーニングジムを通じて親交を深め、野茂氏が現役を引退してからも交流が続いている。