◆大相撲初場所2日目(13日、東京・両国国技館) 西十両7枚目・友風(中村)がウクライナ出身の若手、西5枚目・安青錦(安治川)をはたき込んで1勝1敗。初日に締め込みを明るいラベンダー色に変えてからの初白星となった。 「良かったです。集中して…

◆大相撲初場所2日目(13日、東京・両国国技館)

 西十両7枚目・友風(中村)がウクライナ出身の若手、西5枚目・安青錦(安治川)をはたき込んで1勝1敗。初日に締め込みを明るいラベンダー色に変えてからの初白星となった。

 「良かったです。集中していました。昨日の一番(英乃海に●)があったので。立ち合いは当たれたし、その結果のはたき込みだったと思います。土俵ギリギリ? そうですか。自分の中では余裕がありました」と冷静に振り返った。

 得意のはたき込みについて友風は「親方から言われてラダートレーニングを取り入れています。その効果だと思います」。ラダートレーニングとは、はしご状のラダーを地面に置いて、つまづかないようにステップするトレーニング。アジリティトレーニングとも呼ばれ、運動神経や反射神経、俊敏な動きなどを強化するものである。

 稽古の2部制を取り入れている中村部屋では、午前中に部屋近くの隅田川沿いの公園で全員の力士が行っているという。「自分は右足に障がいがあってジャンプすることはできないんですけど、ジャンプする動作だけでもいいと言われてやっています」と友風は話していた。