◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(12日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)16位から出た平田憲聖は5バーディ、4ボギーの「69」で回り、通算10アンダー21位で2025年シーズン初戦を終えた。スタート時に…
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(12日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
16位から出た平田憲聖は5バーディ、4ボギーの「69」で回り、通算10アンダー21位で2025年シーズン初戦を終えた。スタート時に4打差の首位はもちろん、「トップ10に入るのは一つのラインとしていた」と順位も意識してのラウンドだった。
1番からバーディを奪って幸先よくスタート。4番(パー3)と6番で喫したボギーは、8番からの3連続バーディで取り返した。しかし、トップ10フィニッシュも狙えた最終盤の16番、18番(パー5)でボギーが重なった。「比較的風が少し弱い時もあって、前日に言った攻めるゴルフにはなっていたと思うけど、最後のボギーは悔しい上がり方になった」と振り返った。
最終日は2019年大会を含めてツアー9勝を誇る46歳のマット・クーチャー、ツアー2勝で昨季新人賞に輝いた21歳のニック・ダンラップとプレー。「本当に勉強になることがたくさんあった」と濃密な時間を過ごした。
「やっぱりトップの選手は大事なところでしっかり(バーディを)獲ってくるし、我慢強さもあって、簡単にボギーを打たない。もちろん技術が高いからできることで、(自分も)全体的な技術をもっと上げないと、上位で優勝争いするのは難しいと感じた」。米下部コーンフェリーツアーを主戦場にすると覚悟を決めて臨むシーズン。果敢なチャレンジを前に4日間を戦い抜いたPGAツアーの舞台は刺激的だった。
下部ツアーはこの最終日が行われた12日に開幕戦がスタートし、平田は2戦目の「バハマ グレートアバコクラシック」(19日~/ザ・アバコクラブ)から出場予定。現時点で5月「ヴィジット ノキシビルオープン」まで11試合の出場資格を有しており、2026年のPGAツアー昇格ラインとなる年間ポイントランク上位20位を目指す。
「1試合だけなので、今回が海外での自信につながるかは分からないけど、いい経験になったのは間違いない。この経験をコーンフェリーツアーで生かさないと意味がない。生かせるようにまた頑張っていきたい」。次戦の舞台は8000㎞ほど離れたバハマ。長時間移動にもめげず、たくましく向かった。(ハワイ州ホノルル/石井操)