◆第103回全国高校サッカー選手権▽決勝 前橋育英(群馬)―流通経大柏(千葉)(13日・国立競技場) 7大会ぶり2度目の制覇を狙う前橋育英(群馬)と、17大会ぶり2度目の頂点に挑む流通経大柏(千葉)が決勝戦で激突する。 ともに高校サッカー最…
◆第103回全国高校サッカー選手権▽決勝 前橋育英(群馬)―流通経大柏(千葉)(13日・国立競技場)
7大会ぶり2度目の制覇を狙う前橋育英(群馬)と、17大会ぶり2度目の頂点に挑む流通経大柏(千葉)が決勝戦で激突する。
ともに高校サッカー最高峰リーグのプレミアリーグEASTに所属し、今季のプレミアリーグEASTでは1勝1敗(両試合とも2―0)と全くの互角。前橋育英が初優勝を飾った2017年度決勝と同じカードとなるが、7大会前の決勝も接戦だった。
後に日本代表にも選出されるDF角田涼太朗(現コルトレイク)ら擁する16度準優勝校の前橋育英と、現在鹿島でプレーするDF関川郁万らを擁する17年の総体王者の流通経大柏の一戦は、両者一進一退の攻防を繰り広げる。
0―0のまま進み、試合が動いたのは後半47分だった。前橋育英の先発メンバーで唯一の2年生だったFW榎本樹が、ゴール前でDFに当たったこぼれ球を右足でゴール右隅に押し込んで、先制点を決めた。このリードを守り、前橋育英が悲願の群馬県勢初優勝を成し遂げた。
関東勢同士の決勝も、1976年の首都圏開催以降では、この時以来で4回目。また国立での決勝は、優勝した市船橋(千葉)と、元日本代表MF中村俊輔氏擁する桐光学園(神奈川)が激突した96年度大会以来となる。数々の名勝負が繰り広げられてきた高校サッカー決勝。今回も好ゲームが期待される。