プロバスケットボールBリーグの島田慎二チェアマンが、B3の新潟アルビレックスBBのホームである長岡市の磯田達伸市長を10日に訪れ、2026年秋に始まる新カテゴリーの制度について説明し、新潟の参入への期待を示した。 旧朝日村(現村上市)出身…

 プロバスケットボールBリーグの島田慎二チェアマンが、B3の新潟アルビレックスBBのホームである長岡市の磯田達伸市長を10日に訪れ、2026年秋に始まる新カテゴリーの制度について説明し、新潟の参入への期待を示した。

 旧朝日村(現村上市)出身の島田チェアマンは「新潟がB1からB2、B3へと落ちて苦戦している。降格が決まった時から、リーグとしてもサポートしたいと伝えたかった」と訪問の目的を磯田市長に語った。

 Bリーグは26~27年シーズンに、現在のB1に相当する最上位のカテゴリー「Bプレミア」と、B2に相当する「Bワン」、B3相当の「Bネクスト」に再編され、スタートする。それぞれの参加基準はゲームの勝敗ではなく、入場者数や売り上げ規模などの経営状況をもとに判断される。また、各チームの選手の総年俸に上限を設けるという。

 そうした改革内容を説明したうえで、島田チェアマンは「資金力の戦いになっている現状を是正し、スター選手が一つのチームに集まることを避ける。歴史がある新潟にもなんとかがんばってもらいたい」と激励した。

 磯田市長は「改革に期待し、これからもホームとして新潟を盛り上げていきたい」と応えた。

 会談にはチームの運営会社の糸満盛人社長も同席し、「最終的にはトップリーグのBプレミアを目指す気持ちはゆるぎない」と話した。(白石和之)