◆サッカー 高校新人戦静岡県大会(12日、藤枝東高Gほか) ▽2回戦 藤枝明誠3―1聖隷クリストファー 2回戦16試合が行われた。藤枝明誠は聖隷クリストファーに3―1で逆転勝ち。1点を追う前半29分にMF磯川友が同点ゴールを決めると、FW…

 ◆サッカー 高校新人戦静岡県大会(12日、藤枝東高Gほか) ▽2回戦 藤枝明誠3―1聖隷クリストファー

 2回戦16試合が行われた。藤枝明誠は聖隷クリストファーに3―1で逆転勝ち。1点を追う前半29分にMF磯川友が同点ゴールを決めると、FW中山聖那(ともに2年)が2点を追加した。3回戦は18日に行われる。

 明誠が昨夏の静岡県総体4強の難敵・聖隷を下した。序盤は速いプレスに押されて攻め込めず、前半25分に失点。そんな嫌な流れを磯川が変えた。同29分、DF陣の裏へ抜け出して同点ミドルを決めると、同33分には左サイドを突破して絶妙のクロス。走り込んだ中山が勝ち越しゴールを決めた。1得点1アシストの活躍に背番号13は「決められて良かった」と目を細めた。

 11日の1回戦(対浜松北)は1―0の辛勝。開始早々に先制したものの、後半に退場者が出て10人に。「苦しかったです。なんとか守り切りました」と、貴重な1点を奪った磯川は振り返った。不調でハーフタイムにベンチに下がっていた中山も「見ていて焦りました」。

 そんな苦戦の反省を生かした。リードしてからはダイレクトパスを増やして聖隷のプレスをかわし、主導権を握って後半はシュート1本しか許さなかった。中山もゴール前に飛び出す回数を増やし、後半21分にダメ押しゴールだ。

 殊勲の2人は「目標は優勝」と声をそろえた。タフな試合を重ねて成長し、次の清水東戦も勝つ。

(里見 祐司)