バドミントンのワールドツアー、マレーシア・オープン(スーパー1000)の最終日が12日、マレーシアで行われ、女子ダブルスで今秋に結成した福島由紀(岐阜Bluvic)、松本麻佑(ほねごり)組が、ペアとして初のツアー優勝を飾った。決勝で賈一凡…
バドミントンのワールドツアー、マレーシア・オープン(スーパー1000)の最終日が12日、マレーシアで行われ、女子ダブルスで今秋に結成した福島由紀(岐阜Bluvic)、松本麻佑(ほねごり)組が、ペアとして初のツアー優勝を飾った。決勝で賈一凡、張殊賢組(中国)に17―21、21―15、21―15で逆転勝ちを収めた。
31歳の福島は広田彩花と“フクヒロ”ペアを組み、世界選手権で3度の銀メダル。18年~19年、20年~21年に世界ランキング1位に君臨した。ランキング1位で迎えた21年東京五輪は直前に、広田が右膝を負傷した影響もあり、準々決勝敗退。パリ五輪には出場がかなわなかった。昨年9月にペアを解消した。
一方の29歳の松本は、永原和可那と“ナガマツ”ペアを組み、18年、19年に世界選手権2連覇。19年4月には同1位にも立った。東京五輪で8強入りし、今夏のパリ五輪にも出場した。永原がパリ大会後に今シーズンが終了する来年3月で現役引退することを決めた。松本は現役を続行し、昨年9月末に福島と新ペアを結成することを電撃発表した。
“フクマツ”ペアは、昨年11月の熊本マスターズから参戦し、いきなり準優勝。昨年末の全日本総合選手権では予選から勝ち上がった。準決勝では、五十嵐有紗(BIPROGY)、桜本絢子(ヨネックス)組に敗れたが、4強まで進んでいた。今回、国際大会では五輪、世界選手権などに次ぐグレードの高い大会を制した。