◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第12節第2日 サントリー 3(25―16、28―26、25―23)0 広島TH(12日、Asueアリーナ大阪) 昨季Vリーグ覇者のサントリーは、ホームで広島THを3―0のストレートで下し、16勝目(6…

◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第12節第2日 サントリー 3(25―16、28―26、25―23)0 広島TH(12日、Asueアリーナ大阪)

 昨季Vリーグ覇者のサントリーは、ホームで広島THを3―0のストレートで下し、16勝目(6敗)をつかんだ。年明け5日の東レ静岡戦から4連勝で3位をキープ。昨夏のパリ五輪代表の高橋藍(らん)は「選手一人一人がやるべきポイント、取らないといけないポイントのときにしっかり集中力を持ってこれるのは、今のチームの強みと感じた」と振り返った。

 第1セット(S)は8連続得点でリードを広げ、最後は藍が決め、先取。第2Sはシーソーゲームのなか、27―26でムセルスキーが決めきり、雄たけびをあげた。第3Sはリードを許すなか、15―18から3得点を奪い、18―19で藍のアタックが決まり、そこから3得点で逆転に成功した。3―0のストレート勝ち。藍は13得点を挙げ、シーズン最多入場の7163人の観衆を沸かせた。

 この日は全日本高校選手権が行われ、大会のスペシャルサポーターを務める藍は「夢に見ていたあの舞台を楽しんだものが春高を制する」と話した。自身は京都・東山高3年時に初優勝。主将として1セットも落とさず完全優勝に導き、最優秀選手賞を獲得した。「春高が一つのターニングポイントだった」と振り返り、大学進学、日本代表入りの飛躍につなげた。

 東福岡の試合を見たという藍は、「楽しんでバレーをしていた。自分は最後の一点、優勝が決まるまで笑えなかった。もっと楽しんでやってもよかった」と当時を思い出しながら笑みを浮かべた。「今はバレーが楽しい。バレーがあるから今の自分がある」と充実した表情を見せた。