第103回全国高校サッカー選手権の決勝は13日、国立競技場で前橋育英(群馬)―流通経大柏(千葉)が行われる。 6大会ぶりの決勝戦に臨む流通経大柏は12日、同校のグラウンドで最終調整。大会中は都内を拠点に過ごしてきたが、最後の大勝負を前に一…
第103回全国高校サッカー選手権の決勝は13日、国立競技場で前橋育英(群馬)―流通経大柏(千葉)が行われる。
6大会ぶりの決勝戦に臨む流通経大柏は12日、同校のグラウンドで最終調整。大会中は都内を拠点に過ごしてきたが、最後の大勝負を前に一度、学校へと帰ってきたという。主力選手はジョギングやストレッチを30分ほど行い、軽めに動いてコンディションを整えた。
榎本雅大監督は「選手の卒業式になる。自分たちらしくやるってことを見届けるべく、彼らが明日も自分たちらしく、最後笑って終われるようにちょっとだけ背中を押したい。(前橋育英には7大会前に)一度、全国の決勝で敗れている。選手たちはそんなことないかなと思ったんですけど、結構その試合を見て、流経に来てくれた子たち(が今の選手)。リベンジに燃えていると思う」と語った。
準決勝で勝利に導くPKを決めた流通経大柏の背番号10を背負うMF柚木創(そう、3年)は、高校選抜で仲を深めた前橋育英のエースFWオノノジュ慶吏と開会式で「決勝で会おう」と誓い合ったという。男の約束を果たし、ついにこの時を迎え、「絶対負けられない。(プレミアでは)1勝1敗。決勝で勝って決着をつけたい」と闘志。高校選抜では「いつも一緒にいた」という2人。お互いに特徴だけでなく、性格も分かっていると言い、「スピードや強さはみんなも分かってると思うんですけど、自分が一番、分かっている。それをみんなに伝えてはいる」と語った。