◆第41回フェアリーS・G3(1月12日、中山競馬場・芝1600メートル、良) 3歳牝馬16頭が争ったマイル重賞は、戸崎圭太騎手騎乗で2番人気のエリカエクスプレス(栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が好位から直線抜け出し、2着に3馬身差…

◆第41回フェアリーS・G3(1月12日、中山競馬場・芝1600メートル、良)

 3歳牝馬16頭が争ったマイル重賞は、戸崎圭太騎手騎乗で2番人気のエリカエクスプレス(栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が好位から直線抜け出し、2着に3馬身差をつけてV。勝ちタイムは1分32秒8。11年ダンスファンタジアがマークした1分33秒7を超えるレースレコード。

 昨年10月に京都・芝1600メートルの新馬戦に続く、デビュー連勝での重賞初勝利となった。キャリア2戦目での同レース制覇は2014年のオメガハートロック以来、5頭目。

 2着は4番人気のティラトーレ(木幡巧也騎手)、3着は9番人気のエストゥペンダ(三浦皇成騎手)が入った。

 1番人気のレイユールはデビュー15年目・嶋田純次騎手が手綱を執り、人馬ともに重賞初制覇を狙ったが9着だった。

 嶋田純次騎手(レイユール=9着)「スタートは出てくれたけど、最初のコーナーで折り合いを欠いてしまったので、いつもの伸びがなかった。人気にもなっていたので申し訳ないです」

 田辺裕信騎手(ホウオウガイア=10着)「馬場傾向を意識して出していったけど、脚がたまらなかった」

 斎藤新騎手(ジャルディニエ=11着)「馬の雰囲気は良かったが、今日はゲートの1歩目が全てです」

 北村宏司騎手(モルティフレーバー=12着)「スタート後に接触して上ハミになるところはあったけど、その後はいい位置でリズムよく運べた。ただ、後半になって手応えが薄くなり、最後は一杯になった」

 丹内祐次騎手(ネーブルオレンジ=13着)「スタートは出たけど、ペースが速かった。これがいい経験になれば」

 松岡正海騎手(ミーントゥビー=14着)「稽古は悪くなかったけど、レースでその走りができませんでした」

 横山和生騎手(ルージュミレネール=15着)「気持ちで負けている感じで、4角では余裕がありませんでした。ただ、いいバネはあるので体がしっかりしてくれば」

 菅原明良騎手(ニシノラヴァンダ=16着)「いいスピードは見せてくれたけど、直線手前で苦しくなってしまった。1200メートルがベスト」